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Hole『Live Through This』

小6の時だったか中1の時だったか、この作品とNo Doubt『Tragic Kingdom』を買った。なぜこの2枚だったのか。当時CDショップに置いてあった、スヌーザーの別冊的なフリーペーパーで紹介されていたからだ。と思う。

この時はまだNirvanaを知らなかった。

『Live Through This』の曲はカートが書いていたという噂がまことしやかに流布しているけれども、それが真実だとしてもNirvanaにはない魅力がここにはあるとずっと思っている。

Nirvanaより好き。今でも。

激しくギターをかき鳴らしてもシャウトしても、汚い言葉で悪態をついても隠せない、繊細さとひたむきさ。ギターサウンドも歪んでいるのに、柔らかさがある。

80年代アメリカの女の子文化をあしらったようなスリーヴ。裏ジャケットの、少女時代のコートニー・ラヴの写真。どれもどこか寂しい。それは、少女時代を捨てきれなかった20代女性の姿を見いだせるからだと思う。

だから、今でもコートニーのことが嫌いになれない。確かに性格の悪い、厚化粧のヤク中おばさんかもしれないけど、奔放さの裏にある、大人になりきれない少女の寂しさを音楽で表現した、稀有なミュージシャンだから。


Hole - Miss World

「自分でベッドメイクしてわたしはそこで死ぬ、そこで泣く」とサビで繰り返す、「ミス世界」と名付けられた曲である。